開催報告詳細 ワークショップ RPA編
テーマ: | もしかしたら、今やってる作業も自動化できる? |
開催日: | 2017年7月11日水曜日 18:35-20:05 |
会 場: | 都築学園ハッチェリー渋谷 307会議室 |
講 師: | ダイバシティヒューマンリソース株式会社 執行役員 長澤 茂氏 |
ワークショップのテーマはRPA(Robotic Process Automation)です。
Webニュースや企業のリリース、新聞などでRPAという言葉を見聞きすることが
増えました。しかし、どのようなツールで何ができるのか、メリットや課題など分からないことだらけです。
そこで、RPAとは何かをシンプルに説明し、背景から実例の紹介、
さらにRPAを触って体験できるワークショップを開催することになりました。
■RPA概要説明
・「作業」の3大要素と「RPA」構築の基礎
・デモンストレーション。開発後の運用がRPAの要、作ってからの改善。つまづくポイント。
あるWebサイトから、指定した会社を検索して情報をエクセルに記入していくというプログラムのデモでした。
ただし、パソコンのディスプレイ解像度が変更されてしまうと、たちまちエラーになりました。
つまり、RPAは環境設定の変化に弱いのです。そのため、RPAを実行する専用PCが必須となります。
なお、Webページの場合はHTMLタグを指定して動作させる方法もあるとのことで、画面最下部に目的のコンテンツがある場合、スクロールさせてコピーするという時間が掛かる方法でなく、タグを検索させることでスクロールさせる時間を短縮できるそうです。
ただし、ソースコードの変更がされた場合は、見た目のデザインが変わらなくても、RPAは指定されたタグがなくなれば動かなくなってしまうため、エラーとなって動作が停止するかループします。
■RPAを動かしてみようワークショップ
・用意されたPC環境でRPAを実際に操作し、RPAを体感。
参加者の前に用意されたパソコンには「WinActor」の試用版がインストールされており、アプリケーションの立ち上げからスタートしました。
デモンストレーションでは、見ているだけなので操作が難しい気はしませんでした。
ですが、聞くとやるとでは違いました。
初期画面でウィンドウが5-6個、展開されます。
今回のお題は、「計算機に計算をさせて、結果をエクセルに書き込ませる」です。
まず、とにかくプログラムを簡単にするために、あらかじめ計算機アプリ(Windowsアクセサリ)を立ち上げて、WinActorの沢山ある窓に重ならないように画面位置を調整します。
次に、記録ボタンを押して7+5=12と計算させて、結果をコピーしてエクセルにペーストします。
異なったアプリケーション間をまとめて操作するという体験のためです。
初見ですので、皆さん苦労されていました。
■どんなことに使えそうか?意見共有
・マウス操作が必要ないキーボード入力のみであれば、RPAは適応させやすい。
・RPAソフトの操作講習会があった方がいい。
・実際にやってみて良かった。イメージと違うことが分かった。
・エクセルだけならマクロで十分だしMSオフィス連携ならVBAだが、MS以外のアプリケーションと連携して自動処理させるならRPAだと分かった。
以上